福祉用具レンタル業 規格外の成長企業レポート ~後編~

わずか5年で6拠点展開!利用者数は3,000名から8,000名へと急成長!

驚くほどの成長を実現させた拠点展開と、人材採用&育成の圧倒的成功事例を業界初公開!

愛知県でやるからには名古屋を落とそう!瞬く間の拠点展開で一気に攻勢が始まる!

そこから人材の採用と教育、また営業拠点展開を一気に進めていきました。

このようにわずか数年の間に矢継ぎ早に拠点を開設していっています。

特に名古屋西営業所や中村営業所、港営業所は名古屋市内に拠点を構えているのですが、以前から「愛知県でやるからにはやっぱり名古屋へ出ていきたい!」という思いがありました。

余談ですが、ウチのレンタルカタログは表紙に名古屋城のイラストが入っていまして「名古屋を攻め落とすぞ!」という意気込みを表したものになっています(笑)

よくそれだけ次々と出店できるね・・・

そういったことも言われることがあるのですが、私にとっては拠点を出していなければ今のような成長はなかったと感じています。

本社のある愛知県一宮市では相当なシェアになっていて、おそらくどこにも負けない状態と言っても過言ではないと思います。

でも、もし私たちの会社がいまだに本社1拠点のみでやっていたとしたらどうでしょうか?

お膝元のシェアが高いとはいえ、もうすでにシェアが上がり切って伸びしろがない状態といえるでしょう。

新たな拠点を出すということは、新規エリアへとマーケットを広げるということ。

新たなエリアで居宅支援事業所を開拓し、ケアマネも開拓してシェアを上げていくのは労力はかかりますが、その分伸びしろは十分にあります。

新エリアへ進出する⇒エリアで居宅を開拓する⇒シェアを高めていく⇒利用者数を伸ばす⇒また新たなエリアに進出する⇒・・・

私たちはこうしたサイクルで次々と拠点を展開し、会社を成長させていっているのです。

多くの方がこんな風にも思われるのではないでしょうか?

「それだけ拠点展開して拠点を任せる店長人材はどうしているのだろうか?」

・・・至極もっともな疑問だと思います。

当然ながら、拠点を展開する際にはその拠点を任せる所長を置いています。

最近だと、最も新しい東濃営業所は入社4年目のメンバーに所長をやってもらっていますし、来年出す営業所もおそらく3年目か4年目のメンバーが所長になるんじゃないかなと思います。

感覚としては、「拠点を出すために所長を探す」というよりも、むしろ「成長する人材にポストをつくってあげるためにも拠点を出す」といった方が近いかもしれません。

そうした状況なので、人材の採用と育成にはかなり力を入れています。

昨年実績だと入社した社員が15名、離職はたしか1名いたくらいではないでしょうか。

私はここでもやはり新たなエリアというのがカギになると思っています。

伸びしろのあるエリアがあるからこそ、社員が成長し地力がついていく、

社員のレベルが上がっていくと、次に入ってくる社員も自然と引き上げられていく。そんな風に成長した社員たちが活発な会社の空気感をつくり、その空気の中で入社してきた社員も育てられるんだと思います。

実はかつての1拠点でやっていた頃よりも、現在の6拠点になった今の方が人材採用にも確実に有利な状況になっています。

一宮市だけで人材募集の網を張るのか、

一方で、一宮市で網を張る、名古屋市中村区でも網を張る、名古屋市中川区でも網を張る、小牧市でも網を張り、各務原市でも網を張る・・・とやるのか。

そのように全拠点で人材募集の網を張るからこそ、数多くの応募を集めることができ、ウチの考えに合った人材を吟味して採用することができるようになっています。

よく「優秀な人材が来ない・・・」と言いますが、入社前に優秀かどうかなどわからないし、そもそもその時点でのポテンシャルに大した差はないと思います。

それよりも、自社の考えに合うかどうか、一宮福祉サポートという会社に共感してもらえるかどうかの方が重要で、そこの共感が得られているメンバーはぐんぐん伸びていくというのが私の持論です。

少し話がそれたかもしれませんね、、、

おかげさまで、現在はこのサイクルがうまく回っている状態といえるのではないかなと思います。

2025年にはさらに2拠点を展開の計画 2年以内に利用者数10,000名を目指す!

いま私たちの会社は6拠点利用者数8,000名社員数95名の規模になっています。

これから先、私は次のように会社を成長させていきたいと考えています。

◆2025年には2拠点を新たに展開

◆2026年までの2年間で利用者数10,000名を目指す

◆この先5年間で社員数を200名の会社にする

ある先輩経営者とのお話で、漠然と「会社を大きくしたいと思っています・・・」と言ったら叱咤激励をいただいたと先ほど話しました。

その当時は本当に漠然と「会社を大きく」としか考えていなくて、それも「何のために?」と問われるとハッキリと答えられなかったと思います。

それが、いまはハッキリと答えられます。会社が成長することによって社員を幸せにすることができる。これからさらに成長することで、より多くの人たちを幸せにすることができると。

ここまで私のレポートをお読みくださった方々は、きっと熱い志をお持ちの福祉用具レンタル会社の経営者の方々だと思います。

私たちの会社もまだまだ成長途上で他社から学ぶべきことがたくさんあると思っています。

今回、東京でセミナーでの講演をさせていただけるということですが、できましたら多くの会社とお知り合いになり、お互いに学び合えるようになれば私としてもうれしい限りです。

この機会にみなさまと多くのご縁ができますことを心から楽しみにしています。

この記事を書いたコンサルタント
入江 貴司
入江 貴司
入江 貴司

1976年大阪府生まれ。
大阪大学経済学部卒業後、大手工作機械メーカーに入社。
シニア向けビジネスの立ち上げを専門に手がけるなかで、福祉用具レンタルとシニアリフォームを掛け合わせた「セット提案モデル」を開発し業界に対する専門コンサルティングを進める。商圏内一番事業所に向けた戦略づくり、マーケティング・営業支援、組織体制づくりなど業界企業のビジネスモデル化を強力に推進する。

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