- 2024.07.25
福祉用具レンタル業 Z世代と見る!イマドキ若手との付き合い方
最近の若者=「Z世代」との付き合い方を今年入社の筆者と考えてみましょう!
みなさま、はじめまして。船井総合研究所 阪下愛弥です。
今年(2024年)新卒で入社いたしました。
配属後3か月経過しまして、まだまだ覚えることだらけで慌ただしい毎日ですが、徐々に仕事に慣れてきました。
新卒を始めとして、4月に人を採用した会社さんにとっては、ついに3か月を迎え、新人さんも会社や仕事に慣れてきた様子ではないでしょうか。
特に、若手の営業さんを始めとして、若手のスタッフには自発的に成長していってほしいですよね。
このご時世、福祉用具レンタル会社に関わらず、長く働いてくれて、将来的に自社を担う人材を雇いたいとお考えの経営者の方も多いかと思います。
そうなると必然的にZ世代の人材を雇うことになります。
「Z世代ってよく聞くけどどんな世代なの?」
「いわゆる"最近の若い子"とどう接してよいか分からない・・・」
「最近の子は何を考えて仕事しているの?」
今回はZ世代たる私が、イマドキ世代の特徴と接し方のポイントについて考察していきたいと思います。
※本記事は以下の資料を参考に執筆しています。本記事では、以下の資料を「新入社員意識調査2023」と言います。
株式会社リクルートマネジメントソリューションズ”新入社員意識調査2023〜「個」の尊重へ向かうZ世代。 生かすための鍵は「共通目的」と「セルフリーダーシップ」〜”,https://www.recruit-ms.co.jp/upd/newsrelease/2306291024_6707.pdf ,2023年6月29日(木)
2023年3月〜4月、平均年齢22.5歳の509名を対象に行われたアンケートによれば、下記のような結果が出ています。
Q.あなたが社会人として働いていくうえで大切にしたいことは何ですか?
「仕事に必要なスキルや知識を身につけること」:48.5%で2年連続1位
「任された仕事を確実に進めること」:38.9%で過去最高
「新しい発想や行動で、職場に刺激を与えること」:13.8%で過去最高
「何事も率先して真剣に取り組むこと」:13.8%で過去最低
Q.あなたが上司に期待することは何ですか?
「相手の意見や考え方に耳を傾けること」:49.5%
「一人ひとりに対して丁寧に指導すること」:49.1%で過去最高(10年前から16.3ポイントUP)
「仕事に情熱を持って取り組むこと」:19.6%
「言うべきことは言い、厳しく指導すること」:17.5%(10年前から20.6ポイントダウン)
(引用元:「新入社員意識調査2023」12頁~14頁)
いかがでしょうか?みなさま福祉用具レンタル会社のZ世代の方に共通しているでしょうか。
・・・ここまでは多くのメディアなどで紹介されている内容かもしれません。
では一つ考えていただきたいのですが、
「この世代と上手くやっていけそうですか?」
正直、どう接するのが正解だかわからないという方が大半なのではないでしょうか。
私たち世代が上司や育成担当者に対して期待することとしては、
「一人ひとりに対して丁寧に指導すること」
という観点がここ近年で大幅に伸びてきています。
若手の方がこの福祉用具レンタル業界に入ってきて、何を考えているのか、どういう方向が好ましいのか、対話を通じて共に見出していく姿勢が、このジェネレーションギャップを解消する鍵ではないでしょうか。
共に見出すために必要不可欠なこと、それが、
「双方向のコミュニケーション」です!
参考資料内でも触れられていますが、Z世代は「置かれた場所で咲く」ことをあまり良しとしない方が多いと思います。型にハマりに行くのではなく、自分がきれいにハマれる型の方を探そうとします。(参考元:「新入社員意識調査2023」47頁~50頁)
「じゃあ、会社側がZ世代にに合わせなくてはならないのか?」
そんなことはありません!もちろんその意識は必要ですが、重要なのは歩み寄る姿勢です。Z世代と諸先輩方、二人三脚で「ハマれる型」つくりをすることが、活躍するZ世代を育成するコツであるといえます。
「ハマれる型づくり」を進めるうえで、私が船井総研に入社して、一番ありがたかったことを紹介します!
それは、「朝イチの1on1朝礼」です!
読んで字のごとく、業務開始前に15分程度、先輩と一対一で朝礼を行います。
話す内容は一日の過ごし方や仕事の進め方の話をすることがメインですが、中にはこんな会話の日もありました。
先輩「おはよう。調子どう?」
私「良いです!」
先輩「なんか困ってることある?」
私「現状ないです!何かあったらすぐ連絡します!」
先輩「了解〜。では今日も一日よろしくお願いします」
私「よろしくお願いします!」
~終了~
「・・・これ意味あるの?」
実はこれだけでも意味はあるんです。
もちろん、一日の進め方について俯瞰的に考えることも重要ですが、朝礼に限らず新人の方と接する上で重要なのは、「この人には相談していいんだ」という安心感・信頼関係をいかに早く作り上げるか、です。
コミュニケーションを密にし、お互いの価値観や考えについて常に共有できる関係を作ることが出来てしまえば、正直世代のギャップは関係ありません。
ハマれる型を一緒に作り上げ、ともに成長しようとするスタンスこそが、活躍する社員を育成するうえで意識していただきたいポイントです!