福祉用具レンタル業 同業他社にどんどん見学に行こう!

実際にお伺いして話を聞いたらめちゃくちゃイメージができました!

船井総研で主催している福祉用具&リフォーム経営研究会の会員企業さんを、これまた別の会員企業さんへお連れしたときの社長のご感想です。
ちょくちょく、いや、けっこう頻繁にこうした相互見学訪問の機会を設けさせていただいています。

実際に会社を見て、やり方を聞けば一目瞭然!

今回のコラムでは、そうした同業他社さんへの見学訪問についてお伝えしたいと思います。

ポイント1:最高のヒントは少し先を行く同業他社にあり!

少し前のことですが、関西のある会社(K社さん)を、中国地方のある会員企業(F社さん)にお連れいたしました。

会社のなかの仕組みづくりで、ある新しい試みを考えているとお聞きしたのがきっかけです。

「それでしたら、一度イメージをつけるためにF社さんに見に行きましょうか!」

F社さんの社長に事情をお伝えすると、「いいっすよ!」と二つ返事で快くご了承いただきました。
相互に予定を調整して、K社さんの社長はじめプロジェクトの数名でご見学訪問をさせていただいた次第です。

午後からお伺いしておよそ3時間程度、新たな仕組みの進み具合や、やり方を聞かせていただき、また実際のオペレーションの現場も見学させていただきました。
運用に携わっているスタッフさんにも時間を取ってもらって、現場のお話をお聞きすることもできました。

かなりイメージがついたということで、新たな仕組みの構築に弾みがついていくと思います。

新しいことを始めるとき、またちょっと悩んだり進め方がわからないというとき、もっともヒントになるのはすでに先を行っている会社さんに聞くことだと思います。
ある程度の概要はなんとなくわかるし、われわれコンサルタントから全体像などお伝えすることは可能です。
でも、より具体的な姿や、実際にやってみてどうなのか、どんなハードルがありどのようにクリアしていっているのか、現場で見聞きするのに勝るものはありません。

まさに「百聞は一見に如かず!」

何かを知りたい!何か困った!
そんなとき、実際に見聞きできる同業他社の見学訪問はとてもオススメです!

ポイント2:オープンな関係だからこそ会社の裏側まで聞くことができる!

今回、F社さんには本当によくしていただきました。

お忙しいなか、貴重なお時間を3時間も割いていただき、お話をお聞かせいただきました。
執務フロアもご案内いただき、スタッフさんが業務をされているシーンを見学させていただいたり、お仕事をしているモニターを覗き込んでアップで見せていただいたりもしました。
スタッフさんのなかでも業務に精通されている方にお時間を取っていただいて、業務のより詳しいお話も聞かせていただくことができました。

本当に包み隠さず、オープンに会社の裏側まで見せていただいたという感じです。

ここでちょっと想像してください。

同業他社が何人かでずかずかやってきて話を聞かせてほしいと言ったらどうしますか?
業務をされているフロアに来て、仕事のやり方を見せてほしいと言ったらどうしますか?
忙しいスタッフさんを捕まえてあれこれ質問されたらどうしますか?

おそらく、ふつうは「ありえない!」ですよね。

こうしたことができるのも、福祉用具&リフォーム経営研究会のお仲間どうしだからこそだと思います。

たいへん手前みそですが、福祉用具&リフォーム経営研究会にはとてもオープンな空気が形成されています。

自分が持っている情報は全国の同業他社に役立つことはどんどん出していく
情報は出せば出すほど、回りまわって自分のところに何倍にもなって帰ってくる
お互いに会社を訪問して見せ合い、また情報交換をして教え合いをしている

そんな空気があるので、見学訪問のお願いをしても「いいっすよ!」と即答で快諾していただけるのだと思います。

実は、同業他社に見学訪問すると、学びになること以外にも、もう一つとてもいいことがあります。

それは、メンバーの刺激になることです。

社内のメンバーを何人か一緒に連れて行ったとします。

ふつうは社外の人、それも同業者と話すことなんて、ごくごく限られたことではないでしょうか。
まして、同業他社の会社に行ってぐるっと見学ができるなど、まずありえない体験だと思います。
さらに、その会社の空気に触れ、自分たちが知らない世界を見て、まだまだ高いレベルの人たちがいることを知る。
そんな体験ができるのも、同業他社への見学訪問だと思います。

なにか新しいことを始めるときだけでなく、いまの事業で業績を上げたいときにも他社を見るというのはむちゃくちゃ効果的なカンフル剤になるのかもしれませんね。

ポイント3:困ったときに気軽に聞ける環境はありますか?

みなさんは困ったときに気軽に相談できる、そんな環境はありますでしょうか。

なにか新しいことを始めようと思ったときに、どうすればいいか参考にできる会社さんはありますか?
行き詰ったときに状況を打開する相談相手のような方はいらっしゃいますか?
自分たちより一歩二歩先を行っている、目指すべきモデルのような会社さんはありますか?

福祉用具&リフォーム経営研究会の会員企業さんのなかでも、上手にこのネットワークを活用されている方は、ことあるごとにいろんな会社さんとやり取りをされています。
それは電話やチャットでのやり取りかもしれないし、実際に会社訪問してヒントを得ていることもあります。
なかには営業同行をさせてほしいであったり、住宅改修の施工現場に一緒にいきたいというケースもあります。

それくらい突っ込んだやり取りをされている会員企業さんも実際にいらっしゃいます。

こうなってくると、

本当にこの環境はフル活用しないと損

と言っても過言ではないくらいです。

フルに活用すればするほど、自社の経営が進化してどんどん成長していくようになる。

今回はそんなお話でした。

同業他社に見学訪問に行ってみたいけど、そんな伝手もないし、どうすればいいかわからない。。。

そんな方は、まずは私たちに気軽にお声がけいただければ、喜んでお話させていただきます!

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■ 執筆者紹介
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株式会社 船井総合研究所
リフォーム支援部
シニア経営コンサルタント
入江 貴司

【プロフィール】
シニア向けビジネスの立ち上げを専門に手がけるなかで、福祉用具レンタルと
シニアリフォームを掛け合わせた「セット提案モデル」を開発し業界に対する
専門コンサルティングを進める。
商圏内一番事業所に向けた戦略づくり、マーケティング・営業支援、組織体制
づくりなど業界企業のビジネスモデル化を強力に推進する。

⇒ 入江 貴司 への経営相談は、コチラまで
E-Mail:takashi_irie@funaisoken.co.jp

この記事を書いたコンサルタント
入江 貴司
入江 貴司
入江 貴司

1976年大阪府生まれ。
大阪大学経済学部卒業後、大手工作機械メーカーに入社。
シニア向けビジネスの立ち上げを専門に手がけるなかで、福祉用具レンタルとシニアリフォームを掛け合わせた「セット提案モデル」を開発し業界に対する専門コンサルティングを進める。商圏内一番事業所に向けた戦略づくり、マーケティング・営業支援、組織体制づくりなど業界企業のビジネスモデル化を強力に推進する。

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