福祉用具レンタル業 経営がダンゼン楽しくなる持続的成長企業レポート ~後編~

経営がダンゼン楽しくなる持続的成長企業レポートとしまして、千葉県にある株式会社シルバーとっぷ 外山社長のインタビューをお届けしております。

今回はそのレポートの後編となります。ぜひお楽しみください!

若い社員たちを教育するのも会社の使命 人間的に成長できるかどうかが問われている!

採用の面接をしていても、また入社後に社員と面談をしていても、若い社員たちが会社に求めることとして必ず口にする言葉があります。

それは何かというと、「成長できる環境」ということです。

本当に面白いくらい、みんな口々に「成長できる環境」と言うのです。

そんなに「成長したい!」と言うなら、本当に成長できる環境をつくってやろうと思いました。それは小手先のテクニックとか、ハウトゥのようなものではなく、人間的に成長できるような環境をつくってやろうと考え、私たちも勉強しながらひとつひとつ積み重ねていったんです。

ところが不思議なもので、あれだけ「成長できる環境」がほしいと言っていたのに、本当に成長できる環境になると痛みを伴うんですね。

ヒーヒー言いながら、耐えられずに去っていった社員や、入社後の話を聞いて尻尾を巻いて辞退していった就活生もいました。

でも、私はそれは会社にとっての「成長痛」のようなものだと思うようにしました。

思春期に一気に身体が大きくなると骨とか関節が痛くなりますよね。

会社も同じで伸びるときに「成長痛」が出るのは当たり前で、それを乗り越えたときに本当の意味で会社が成長し出したなと実感することができました。

では、人間的に成長していくとはどういうことなのか、例えば、、、

在宅の営業であれ、法人営業であれ、決して安売りはするな、むしろ高く売れということを称賛しています。

その真意は、決して金儲けをするためではなく、高くても買ってもらえるくらい「人間を買ってもらう」ことを重視しているということにあります。

私たちの会社がある千葉県では、あまり頻繁に雪が降ることはないのですが、それでも年に1度や2度は雪が積もることもあります。

そうしたとき、私たちの法人営業部隊はみんな長靴を履いて、ショベルを車に積んで、お客様である老人ホームへと散っていきます。

老人ホームの職員さんたちと一緒に雪かきをして、それが終わると「じゃあ、失礼します!」と言ってすぐに次のお客様のもとへと雪かきに走っていくのです。

そうしたことを積み重ねていき、心からお客様のことを考えた行動をしていると、その人そのものを買っていただけるようになります。商品を買ってもらう前に会社を買ってもらう、会社を買ってもらう前に人間を買ってもらう。

例えば、人間的に成長するということの一例を言うなら、そのようなことなんだと考えています。

私たちはそうしたことも含めて、シルバーとっぷのメンバーとしてのあるべき考え方や、あるべき行動を「クレド」にまとめています。

当社には下は18歳から、上は80代まで多種多様な背景をもつ人材が働いてくれています。

みんなの意識を統一して、同じマインドで仕事をしていくためのクレドがあり、それを浸透させていく取り組みを継続的に進めています。

ところでこのクレドですが、24項目から構成されていて、24項目目は「____のクレド」となっています。

これは社員全員がそれぞれ自分自身で設定するようになっていて、自身の約束ごととして書き込むことができます。

ちなみに社長である私も設定していて、社長のクレドは「社員を信じます」と書いています。

会社をやっているといろいろなことがありますから、社員を信じるというのはシンプルながらとてもたいへんなんです。

それでも約束した以上は、「ぜったいに社員を信じる、信じ切る」という意思を持つことができるようになりました。

1本筋の通った本当に「いい会社」100年企業を見据えた持続的な会社経営のあり方

先ほどもお話した通り、シルバーとっぷでは社員が人間的に成長できるような会社づくりを進めています。

言い換えると「人間力を磨く」ということ、社内の評価システムでも、人間力を磨くことができた人を評価するような仕組みにしています。

やはり「人は石垣、人は城」ではないですが、会社組織の土台となるのは「人」に尽きるとつくづく思います

シルバーとっぷは現在36歳の会社ですが、100歳を超えるまで持続的に成長させていきたいと考えています。

当然のことながら、会社が100歳になるころには私はもういなくて、次の次の世代くらいになっているでしょう。

それぞれが役割を果たしながら、持続的に永く続く企業体質をつくっていきたいと考えています。

今回、船井総合研究所の企画で当社にお越しいただけるとお聞きしています。

お恥ずかしながら、当社の社内、特にオフィスなどもご覧いただき、これまで話してきた会社づくりの一端を感じていただければ幸いです。

また、社長講演として私にも話してほしいということですので、私の考え方や会社運営についてお伝えできればと思っています。

何より、私たちの社員も含めて、みなさまと活発に情報交換ができればうれしい限りです。

みなさまにお越しいただけることを楽しみにお待ちしています。

今回、株式会社シルバーとっぷ様の視察&セミナーという場を設けさせていただくことができました。

ご用意できるお席はたった40名様ほど

おそらくですが、

あっという間に満席になってしまうでしょう。

今回のレポートをお読みいただいて、

そんないい会社ならぜひ実際に見てみたい!

そう思われた方は今すぐご参加エントリーされることを強くオススメいたします。

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この記事を書いたコンサルタント
入江 貴司
入江 貴司
入江 貴司

1976年大阪府生まれ。
大阪大学経済学部卒業後、大手工作機械メーカーに入社。
シニア向けビジネスの立ち上げを専門に手がけるなかで、福祉用具レンタルとシニアリフォームを掛け合わせた「セット提案モデル」を開発し業界に対する専門コンサルティングを進める。商圏内一番事業所に向けた戦略づくり、マーケティング・営業支援、組織体制づくりなど業界企業のビジネスモデル化を強力に推進する。

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