- 2024.09.10
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成功事例
福祉用具レンタル業 成長し続ける会社が外さないたった3つのポイント
ウチはずっと伸び悩んでいてこのままではジリ貧なんです・・・
そんなご相談?ボヤキ?をお聞きすることがあります。
よくよく聞いてみると、それもそのはず、伸びる会社と逆のことをやっているケースがほとんどです。
今回のコラムでは、成長し続ける会社のポイントを考えるとともに、反面教師として伸びない会社の行動パターンも考察していきたいと思います。
ポイント1:すぐに決断する!自分で決断する!
まずはじめに大前提として、成長する会社も、伸びない会社も、その最大の因子は社長にあります。
私たち船井総研の創業者である船井幸雄氏いわく「会社はトップで99.9%決まる」です。
伸びる会社は、社長自身が伸びる行動・思考をしているし、
伸びない会社は、なるほど社長自身が「そりゃ伸びないよ・・・」という行動・思考をしています。
このコラムをお読みの経営者のみなさん。
あらためてご自身の胸に手を当てて今回の内容をお読みいただければと思います。
成長し続ける社長さんは、例外なく即決力が高いです。
自身で判断して決めるときはその場でスグに決めます。
例えばなにか面白そうな話を聞いたとき。
アンテナにひっかかったら、すぐに判断して「詳しく話を聞こう!」とアポを取ります。
話を聞いて、自社にとってプラスになるかどうか、ネックになるのは何か、マイナスになることはないか、自身で判断してその場で結論を出します。
例えば自社内でネガティブなことが起こったとき。
すぐに社員に指示して情報を集めに動かれます。
ある程度情報を集めて自身で判断する材料が揃ったら、会社としてどう対応すべきかの決断を下し、社員に伝えて指示を出していきます。
自分の会社の経営に責任をもち、自身の判断に責任をもち、自身の責任でスグに決断していくからこそ、チャンスを逃さず経営がどんどん前に進んでいく。
そりゃー成長し続けますわ、社長!
一方で、伸びない会社というのはどうでしょうか。
伸びない会社さんに典型的なパターンとして、
・チャンスがあっても行動しない
・自身で判断する材料を集めようとしない
・判断材料を集める指示すらしない
・自身が決断しないといけないという認識がない
・結果として決断しない行動しない、前に進まない
例えば船井総研のような、おせっかいな人が判断する材料を揃えてくれて「さぁ決めてください!」という場面になったとしても、
・自分だけでは決められない
・一度社員に聞いてみないと・・・
・いまはその時ではない
・もう少し社内の体制が整ってから・・・
・いまのウチには時期尚早だ・・・
なんだかんだ決めない言い訳、動かない言い訳を並べて、結果として何も前に進まない・・・
そりゃー伸びませんわ、社長!
経営者は日々決断の連続といいますが、日々の会社運営でも小さな決断の連続だと思います。
ホントに細かいところで言うと、
・朝、出勤して社員にどんな言葉をかけるかも「決断」
・ケアマネさんから連絡があって自分で対応するか、営業メンバーに振るかも「決断」
・社員の年齢層が上がってきた、この局面で人材採用に踏み切るかも「決断」
そうした細かいところから大きなところまで「決断」の意識をもっていますでしょうか。
もしかしたら特になにかを決めている意識はなく、ただ周りの流れに任せて成り行きで経営をしている状態もあるかもしれませんね。
成長し続ける会社の1つ目のポイントは、
すぐに決断する!自分で決断する!
ポイント2:やると決めたら社員をポジティブに巻き込む!
先ほどなかなか決断しない、行動しない社長の言い訳の一例として、
・自分だけでは決められない
・一度社員に聞いてみないと・・・
ということを挙げました。
そうなんだよね~、わかるわかる・・・
そう思われた社長さんもいらっしゃるかもしれません。
一方で、決断力や行動力がある社長、すなわち成長し続ける会社の社長さんの捉え方はずいぶん違うと思います。
え?社員に意見を求めても「やらない言い訳」しか出てこないでしょ?
あるいは、
自分が決めたんだったら、その方向に社員に説明してワクワクさせたら一撃じゃない?
そんな感覚ではないでしょうか。
自身の責任で決断と行動をしているので、社員に聞いてみるということそのものが概念としてイメージできないといったところでしょう。
たとえ反対されたところで、自身が決めたことなのでその方向に社員を説得する。
むしろ、社内のメンバーがやる気になってポジティブに進んでいけるように、思いっきり巻き込んでいく。
いかがでしょうか。
なかなか決断・行動できずに、社員に諮ってもさらにまた動きが停滞してしまう会社。
これに対して、
社長自ら責任をもって決断し、社員を巻き込んでどんどん前に進めていく会社。
成長し続ける会社と、停滞してしまう会社と、なぜそうなるのかハッキリしているのではないでしょうか。
みなさんの会社はどちらのパターンですか?
ポイント3:成長するために投資することを厭わない!
成長し続ける会社の社長さんは、成長するために最も必要なことが【投資】であると理解しています。
だからこそ、必要なときには思い切ってお金を使いますし、そのために必要な資金は自らの責任で調達してきます。
私たちがそうした決断の場面に接するというと、コンサルティングを受けるという【投資】をするケースです。
伸びる社長は自分たちで暗中模索しながら進めるよりも、専門家にアドバイスをしてもらいながら最短ルートを進むのが圧倒的にプラスになることを知っています。
自力でやろうとして遅々として進まないよりも、思い切って【投資】した方が圧倒的に時間も早くて確実に進む、お金をかける方が断然コスパがいいという判断です。
一方で伸びない会社、停滞する会社は目先の損得で判断してしまう傾向があるように思います。
以前にコラムでこんな記事を書きました。
福祉用具レンタル業 管理者・店長・リーダーはお金を使うことを怖れるな!
これは何も管理者・店長・リーダーさんだけではなく、むしろ経営者にはより一層ズバリ当てはまることだと思います。
短期的な、目先の視点で考えるとこういう思考になってしまいます。
そんな、お金を使うなんてもったいない・・・
なんとかお金を使わずに伸ばせないものか・・・
先ほどと同じくコンサルティングという【投資】を例に考えてみるとどうでしょう。
やるのは自分たちなのにアドバイスなんていうカタチのないものにお金を払うなんてもったいない!
そんな感覚かもしれません。
結局のところ行きつく先は、間違ったやり方で迷走する、力を絞り切れず分散してしまう、社内の意見をまとめきれない、などなど
古来より日本には次のような金言があります。
タダより高いものはない
安物買いの銭失い
成長し続ける会社というのは、お金をかけるべき時を知り、【投資】するときには思い切って決断する。
そうした共通点があると思います。
今回のコラムでは、「福祉用具レンタル業 成長し続ける会社が外さないたった3つのポイント」ということでお伝えしてきました。
成長し続ける会社は、すぐに決断する!自分で決断する!
成長し続ける会社は、やると決めたら社員をポジティブに巻き込む!
成長し続ける会社は、成長するために投資することを厭わない!
成長し続ける会社と、停滞する会社のそれぞれの行動パターン・思考パターンを知り、
正しく伸びる道を歩んでいただきたいと思います。
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■ 執筆者紹介
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株式会社 船井総合研究所
リフォーム支援部
シニア経営コンサルタント
入江 貴司
【プロフィール】
シニア向けビジネスの立ち上げを専門に手がけるなかで、福祉用具レンタルと
シニアリフォームを掛け合わせた「セット提案モデル」を開発し業界に対する
専門コンサルティングを進める。
商圏内一番事業所に向けた戦略づくり、マーケティング・営業支援、組織体制
づくりなど業界企業のビジネスモデル化を強力に推進する。
⇒ 入江 貴司 への経営相談は、コチラまで
E-Mail:takashi_irie@funaisoken.co.jp