福祉用具レンタル 業界動向2025

あそこの会社の事業譲渡が決まったらしいよ・・・

そんな話を耳にするのも珍しくなくなりました。

みなさまの会社にも日々、山のようにM&Aのお誘いや探りのダイレクトメールが届いているかと思います。

「貴社の事業スタイルに非常に感銘を受けておりまして・・・」

「事業提携を望んでいる、某大手企業からのご依頼で・・・」

なかには依頼主である、某大手企業の企業名を明記したお手紙を目にすることもあるのではないでしょうか?本当にM&Aがますます活発になってきています。

なぜか!?

業界時流が完全に岐路に差し掛かっているから

にほかなりません。

業界の時流が変わるとき、言い換えるとマーケットの縮小が起きるとき、マーケットの縮小スピード以上に、より速いスピードで企業数の減少(=退出)が起こります。

例えば、もともと100の市場で100の企業があったとします。マーケットが100⇒90に縮小することを考えると、企業数は100⇒90ではなく100⇒70くらいに減少するイメージです。

では、100の市場で100の企業数だったのが、90の市場で70の企業数になるとすると、1社あたりの取り分が増えるかというと、そう簡単な話ではありません。

市場は均等になるのではなく、より上位のプレイヤーへの集約が進むという現象が起こります。

これがいま、福祉用具レンタル業界で起こり始めようとしていることの裏側なのです。

他にも業界時流が変わる局面で起こることはいくつかあります。

■従来の営業手法、営業スタイルが通用しなくなる

■既存の同業他社が退出する代わりに、まったく異業種からの参入に驚かされる

■これまでの業界常識にない全く新しいやり方で業績を伸ばす企業が現れる

人材採用が難しくなる一方で、驚くほど人を集める企業との格差ができる

いかがでしょうか?みなさんの身の回りに当てはまる、思い当たるようなことはありましたでしょうか?

繰り返しになりますが、これは何もみなさんの地域だけ、あるいは福祉用具レンタル業界だけに限ったことではありません。

すべては時流の変わり目に起こる、いわば原理原則のような現象なのです。

であるならば、大きなポイントは、

▶知っているか、知っていないか?

▶知ったうえで、どう戦略を立て行動するか?

この2点に尽きると思います。

すでに一部の企業はこうした情報をキャッチして未来への戦略を組み立てはじめています。そうした企業が実践していることは極めてシンプルで、

1.常にアンテナを張り、常に情報収集

2.経営者によるスピーディな経営判断と実行の決断

3.全国の仲間との相互フィードバックと手法の磨き上げ

いかがでしょうか?

これからの福祉用具レンタル業界は2極化が進み、 明確な勝ち組と負け組に分かれる時代です。業界の時流が今後どのように変化していき、また勝ち組が今後どのように事業展開をしていくのかを今のうちに把握し理解・行動ができる会社しか生き残れない時代となるでしょう。

▶もしも、伸びている会社・成功している会社がやっていることを自社に取り入れることができるとしたら?

▶もしも、業界動向や介護保険制度改正の最新情報、最先端の企業が取り組む経営のトレンドが1日で情報収集できるとしたら?

▶もしも 、たった1日時間を空けるだけで、そうした情報満載で刺激的な場への参加ができるとしたら?

残された時間はもうあまりありません。できるだけ早期に、未来志向の経営者としての決断と行動を取っていただくことを願うばかりです。

みなさまの事業の成功を心よりお祈り申し上げます。

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■ 執筆者紹介
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株式会社 船井総合研究所
リフォーム支援部
シニア経営コンサルタント
入江 貴司

【プロフィール】
シニア向けビジネスの立ち上げを専門に手がけるなかで、福祉用具レンタルと
シニアリフォームを掛け合わせた「セット提案モデル」を開発し業界に対する
専門コンサルティングを進める。
商圏内一番事業所に向けた戦略づくり、マーケティング・営業支援、組織体制
づくりなど業界企業のビジネスモデル化を強力に推進する。


⇒ 入江 貴司 への経営相談は、コチラまで
E-Mail:takashi_irie@funaisoken.co.jp

この記事を書いたコンサルタント
入江 貴司
入江 貴司
入江 貴司

1976年大阪府生まれ。
大阪大学経済学部卒業後、大手工作機械メーカーに入社。
シニア向けビジネスの立ち上げを専門に手がけるなかで、福祉用具レンタルとシニアリフォームを掛け合わせた「セット提案モデル」を開発し業界に対する専門コンサルティングを進める。商圏内一番事業所に向けた戦略づくり、マーケティング・営業支援、組織体制づくりなど業界企業のビジネスモデル化を強力に推進する。

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