- 2025.11.20
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新規事業
福祉用具レンタル業 貸与事業所がまさかの居宅立ち上げレポート ~後編~
INDEX -

ケアマネ10名・売上8,000万円・営業利益1,500万円
ニュースタイル居宅介護支援ビジネスモデルを徹底解説!
ポイント4:人材採用はビジョンでガッチリ惹きつけ だから・・・いきなり5名ケアマネ採用
そもそもなぜ居宅介護支援事業所を立ち上げようと思ったかというと、福祉用具レンタル事業の商圏のなかの、ある市町村でケアマネジャー不足問題が起こっていたんです。
地域包括支援センターにアプローチをして、せっかく新規利用者が出てきたとしても、受けてくれるケアマネジャーがいないのでレンタル利用にならない・・・
そうした状況がずっと続いていました。
私たち福祉用具レンタル会社が新規依頼をもらえないということもあるのですが、よく考えたら利用者もケアプランを受けてもらえない「ケアマネ難民」の状態になっているのです。
もともと私たちの会社には「はじめての介護でも家族の不安を解消する」というミッションがあるのですが、「ケアマネ難民」の状態というのは利用者/ご家族の不安でしかありません。
そうした状況を解消するために居宅介護支援事業所を立ち上げるというのはとても意義のあることだと思い、今回居宅介護支援事業所を立ち上げることにしたんです。
人材採用の応募がきたら、まずは社長である私自身が会社説明プレゼンをするのですが、そのときに思いっきり居宅介護支援事業所のビジョンを伝えるようにしました。
なぜ居宅介護支援事業所を立上げることにしたのか、どのような地域社会をつくっていきたいのか、そのために解決する課題やどうやって解決していくのか。
そうしたことを熱く語りかけていきました。
いま一緒に仕事をしているケアマネジャーのメンバーは、エンリッチのビジョンに共感して「ぜひ一緒にビジョンを叶えたい!」と言って入職してくれています。
もちろん応募者の中にはそうしたことには関心が薄く、リモート勤務メインの働き方や報酬に引かれてエントリーしてきた方もいましたが、もし採用しても早晩去ってしまうことになると思います。
ケアマネジャーの採用の際には、事業所のビジョンを共有して、それに共感して入ってもらうのは必須だと思います。
そうしたこともあり、私たちエンリッチではスタートメンバーとしてケアマネジャー5名、現在も入職希望の方が続々ときていて、今年度のうちには10名体制にまでもっていける見込を立てています。
ポイント5:稼ぐケアマネが集まるニュースタイル居宅経営 だから・・・開業から半年で黒字化実現!
これまでお話してきたように、自由で新しいスタイルの働き方でケアマネジャーが続々と集まり、AI/ICT活用で生産性を高め、1人当たりの担当件数を最大限まで高めて稼ぐケアマネジャーにしていく。
今回立ち上げた居宅介護支援事業所エンリッチはそうしたコンセプトの事業所です。
2025年5月に事業所を立ち上げてから、半年が経過した10月には単月黒字の状態まで持っていくことができました。
事業を立ち上げるまでには何度もシミュレーションをして、どれくらいの人員数でいけばいいのか、成果に報いる報酬と人件費のバランス、AI/ICT活用のコストパフォーマンス、もちろん加算をどう取っていくかなども検証しました。
実際のリアルな数字と、この居宅事業の完成形をご紹介しておきます。

売上や利益の面もさることながら、思いや志を共にする仲間と一緒に事業所運営を進めていっているのがとても楽しいです。
いま、全国の他の地域でも、ケアマネジャーの手が足りなくて、そこに住まう高齢者のサポートが滞っているところはまだまだあると思います。
全国のみなさまにエンリッチの立上げのお話や私自身の思いを聞いていただき、共に「地域の介護の不安を解消する」ことにつながるご縁ができればうれしいです。
ぜひ、たくさんの皆様とお知り合いになれますことを楽しみにしています。

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■ 執筆者紹介
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株式会社 船井総合研究所
リフォーム支援部
シニア経営コンサルタント
入江 貴司
【プロフィール】
シニア向けビジネスの立ち上げを専門に手がけるなかで、福祉用具レンタルと
シニアリフォームを掛け合わせた「セット提案モデル」を開発し業界に対する
専門コンサルティングを進める。
商圏内一番事業所に向けた戦略づくり、マーケティング・営業支援、組織体制
づくりなど業界企業のビジネスモデル化を強力に推進する。
⇒ 入江 貴司 への経営相談は、コチラまで
E-Mail:takashi_irie@funaisoken.co.jp