福祉用具の採用で苦戦している時に試すべき媒体は?

福祉用具の採用苦戦を打破するには、従来の求人媒体だけに頼らず、「Indeed」を中心とした運用型広告と「自社採用サイト」を連携させるのが最も効果的です。業界未経験者にも届くよう、専門用語を避けて「社会貢献性」や「働きやすさ」を強調し、スマホ最適化された導線を作ることで、応募数と質の双方を劇的に改善できます。

1. 「待ち」の採用から「攻め」の運用型広告への転換

福祉用具専門相談員の採用において、従来の地域限定的な求人誌や単発の求人サイトだけでは、ターゲットにリーチしきれないのが現状です。現在、最も成果が出やすいのは「Indeed」「求人ボックス」「Googleしごと検索」といった運用型広告の活用です。

キーワード戦略の最適化: 「福祉用具専門相談員」というニッチな言葉だけでなく、「未経験歓迎」「土日祝休み」「営業・外勤」といった、異業種からの転職希望者が検索するキーワードを盛り込むことで、母集団を拡大します。

低コスト・高効率な運用: 運用型広告はクリック課金制のため、反応を見ながらリアルタイムで原稿修正や予算配分が可能です。これにより、採用コスト(CPA)を抑えつつ、効率的に応募を集めることができます。

2. 応募の「受け皿」となる自社採用サイトの構築

媒体から流入した求職者が、最後に応募を決める判断材料は「自社サイトの情報量」です。

スマホファーストの徹底: 求職者の大半はスマホで情報収集します。ストレスのない表示速度と、分かりやすい「応募ボタン」の配置が必須です。

「働く姿」の視覚化: 実際の納品風景や、ケアマネジャーとの打ち合わせの様子を写真・動画で掲載します。福祉用具という仕事が「重いものを運ぶだけ」ではなく、「利用者の自立を支えるやりがいのある仕事」であることを、具体的なエピソードと共に伝えます。

3. 未経験層を惹きつける「求人原稿」のライティング

採用に苦戦している事業所の多くは、経験者のみをターゲットにしすぎています。労働人口が減少する中で、異業種からの「ポテンシャル層」をいかに獲得するかが鍵です。

ベネフィットの明確化: 「月給25万円以上」「年間休日120日」といった条件面だけでなく、「3ヶ月の研修制度あり」「資格取得費用全額補助」など、未経験者が抱く不安を解消するコンテンツを充実させます。

共感を生むメッセージ: 「誰かの役に立ちたい」「地域に貢献したい」という動機を持つ層に対し、福祉用具が提供する価値(家族の負担軽減や利用者の笑顔)をストーリー仕立てで語りかけます。

4. 船井総研の提言:採用を「マーケティング」として捉える

福祉用具の採用成功は、単なる「運」ではなく、集客(媒体選定)と成約(面接・内定)のプロセスを仕組み化することにあります。

スピード対応: 応募があったら1時間以内、遅くとも当日中に連絡する体制を整えるだけで、面接設定率は格段に上がります。

ダイレクトリクルーティングの併用: 待つだけでなく、スカウト型媒体を活用して自社から能動的にアプローチすることで、市場に出てこない優秀な層に直接アプローチできます。

これらの「媒体×サイト×スピード」を連動させた採用マーケティングを実践することで、採用難の時代でも安定的に人材を確保することが可能になります。

この記事を書いたコンサルタント
阪下 愛弥
阪下 愛弥
阪下 愛弥

2001年長野県生まれ。
大学時代はスポーツ科学を専攻する傍ら、有志の勉強会で経営学に触れる。大学時代に地方と都心の熱量の違いを痛感し、生まれ育った長野県をはじめとした地方の活性化に貢献すべく船井総合研究所に入社。
入社後は調査や業務効率化業務に従事。クライアントの業績アップはもちろん、社会にも貢献できる企業づくりに貢献できるよう尽力いたします。

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