社員1人あたり粗利1.3倍へ!高生産性事業所づくりを考えよう!

みなさまこんにちは。
船井総合研究所の入江貴司です。いつも「福祉用具&リフォーム
業績アップブログ」をお読みいただきありがとうございます。

≪要点をまとめると…≫

【ポイント1】これ以上の仕事増はムリ?業績アップのネックは社内に!?

【ポイント2】事務処理50時間超⇒半減を目指せ!業務フロー改善の軌跡

【ポイント3】他企業の事例に学ぶ!業務のスムーズ化で時短を実現!

≪以下 詳細内容≫

◆ポイント1:これ以上の仕事増はムリ?業績アップのネックは社内に!?
私たち船井総研では、福祉用具レンタル業界向けに、住宅改修×福祉用具
セット提案モデルの導入を推進しています。このモデルの導入を機に、利用者
獲得数を業界平均4~5件/月から、10件超/月へと一気に引き上げると
いうものです。

全国各地で取り組む企業様が増え、さっそく導入前と比べて2倍のペースに
利用者獲得数が上がったなどという事例が続々と出てきているのですが、そう
したビジネスモデルの導入に二の足を踏む企業様も少なからずいらっしゃい
ます。

なぜ導入に踏み切れないのか?実はその理由のなかで、
「いま社員の業務はいっぱいいっぱい、これ以上獲得数が増えたら、もうムリ」
というものが意外に多くあるのです。

実際に福祉用具貸与事業所のみなさまは業務量が膨大で、「とても忙しい」
状態であるのは事実だと思います。

それでも見事に労働時間短縮を実現している事業所があり、さらに利用者獲得
にどんどん取り組み、これまでの2倍ペースでの業績アップを実現している
企業様があるというのも事実です。

その違いは何なのか?
業績アップのネックは本当に社内の業務フローにあるのか?
あらためて考える機会に触れてみてはいかがでしょうか。

高生産性事業所づくりを考える!福祉用具&リフォーム経営研究会5月例会

◆ポイント2:事務処理50時間超⇒半減を目指せ!業務フロー改善の軌跡
現在、住宅改修×福祉用具 セット提案モデルに取り組んでいる企業様のなか
にも、先述したようなお悩みをお持ちのところがありました。
営業スタッフ1人あたりの利用者数は180名を超え、利用者対応や居宅訪問、
納品や引き上げ、それらに伴う事務処理作業で忙しい毎日です。

それでもじりじりと微減傾向にある利用者数に危機感を抱き、現状を打破する
ためにセット提案モデルの導入を決断されました。

「ビジネスモデルの導入を決断したものの、本当にうまくいったら、それは
それでどうしよう?」
「本当にこれ以上利用者獲得数が増えて、いまの営業スタッフの仕事は大丈夫
なのだろうか?」

そんな心配もふとよぎりながら、プロジェクトを進めている。そんな状況です。

その企業様が並行して進めているのが、業務フロー改善の取り組みです。
まず現状の業務分析をしてみると、もっとも時間を要しているのが「事務処理」
でした。
月間1人あたり事務処理時間はなんと50時間超!
1日2~3時間は事務処理に時間を取られていることになります。

この企業様では50時間超であった事務処理を1/2にするべく、業務フロー
改善の取り組みを進めています。
事務処理時間がこれまでの1/2になれば、残業時間短縮を実現できるのは
もちろんのこと、その時間を居宅訪問や利用者訪問に当てることができます。

「ウチの会社とまったくよく似た状況だ・・・」
そう思われた経営者のあなた!
この企業様の取り組みの生の話を聞いてみたいと思いませんか?

高生産性事業所づくりを考える!福祉用具&リフォーム経営研究会5月例会

◆ポイント3:他企業の事例に学ぶ!業務のスムーズ化で時短を実現!
事務処理時間を1/2にすること以外にも、業務の流れをスムーズにするため
の施策をいろいろと講じていっています。

とはいうものの、どんな施策を実行すればいいのか、自社だけで考えても上手
いやり方がわからなければ、アイデアも手詰まりになってしまうと思います。

この企業様が参考にしたのは、福祉用具&リフォーム経営研究会の同じ仲間の
うち、すでに時間短縮を上手に実現している会員企業様です。
どうやって時間短縮を実現しているのか、業務をスムーズに流すポイントは何
なのか、徹底してヒアリングを行い、その要素を抽出していきました。

例えば、そのポイントの一部としては、
●営業・事務・モニタリング、それぞれの行動予定がスケジューラーで共有
されているので、必要な時にお互いに協力し合うことができる
●営業スタッフの仕事を、事務がサポートしやすい流れになっており、営業
スタッフは出先から事務スタッフに協力を依頼することができる
●その結果、営業スタッフが帰社してからの残務処理が極めて短時間で終わる

これ以外にもたくさんポイントがありますが、こうしたことを参考にスムーズ
に流れる業務フローをあらためて作っていっています。

このように、他企業の上手いやり方を参考にできるのも、全国で商圏が重なら
ない福祉用具&リフォーム経営研究会の仲間どうしのメリットです。

利用者獲得という業績アップにとどまらず、生産性アップというテーマでも、
仲間どうし「与えあい、学びあう」ことのできる経営研究会。
みなさまも、そんなオープンで刺激のある定例勉強会にご参加してみませんか?

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■ 執筆者紹介
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株式会社 船井総合研究所
リフォーム支援部
チーフ経営コンサルタント
入江 貴司

【プロフィール】
シニア向けビジネスの立ち上げを専門に手がけるなかで、福祉用具レンタルと
シニアリフォームを掛け合わせた「セット提案モデル」を開発し業界に対する
専門コンサルティングを進める。
商圏内一番事業所に向けた戦略づくり、マーケティング・営業支援、組織体制
づくりなど業界企業のビジネスモデル化を強力に推進する。

⇒ 入江 貴司 への経営相談は、コチラまで
E-Mail:takashi_irie@funaisoken.co.jp

この記事を書いたコンサルタント
入江 貴司
入江 貴司
入江 貴司

1976年大阪府生まれ。
大阪大学経済学部卒業後、大手工作機械メーカーに入社。
シニア向けビジネスの立ち上げを専門に手がけるなかで、福祉用具レンタルとシニアリフォームを掛け合わせた「セット提案モデル」を開発し業界に対する専門コンサルティングを進める。商圏内一番事業所に向けた戦略づくり、マーケティング・営業支援、組織体制づくりなど業界企業のビジネスモデル化を強力に推進する。

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