- 2020.03.06
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福祉用具業界の時流
新型コロナ感染症 緊急対策
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【毎月11日配信】
船井総研発!福祉用具&リフォーム業績アップメルマガ vol.22
■テーマ
「新型コロナ感染症 緊急対策」
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◎皆さま、こんにちは! 船井総合研究所です。
いつも「福祉用具&リフォーム業績アップメルマガ」をお読みいた
だきありがとうございます。
※このメルマガはこれまで、私ども、船井総研のコンサルタントと
ご縁があった皆様に、メルマガで情報発信を行っております。
皆様のお役に立てば幸いです。
今号は、
「新型コロナ感染症 緊急対策」と題してお伝えいたします。
≪要点をまとめると…≫
【ポイント1】政策は転換している
【ポイント2】手元のキャッシュを潤沢に
【ポイント3】具体的施策
≪以下 詳細内容≫
◆ポイント1:政策は転換している
新型コロナ感染症については、各地で感染者が増えていると連日 報道され、不安を抱えている方も多いと思います。
そんな方へ簡単に解説いたします。
2月25日以降、政府の方針は「ピークカット」へ転換しました。
簡単に言うと「封じ込め」は諦めて「緩やかに感染させる」という方針です。
ピークカットとは、短期間で爆発的に感染者数が増えると医療体制が中国の武漢のように崩壊するので、緩やかに増加させることです。
感染症に対応できる病院は限られており、それらの病院は既に限界を迎えているからです。
既に感染者数は相当いると思われます。
封じ込めがもはや不可能なので、感染者していく中で、それぞれで抗体を作り、弱めていくという流れです。
つまり、よくある季節性の風邪の一種にしよう、という考えです。
分かりやすく伝えるために、治療法や薬の無い現状で感染する先行感染者と、治療法や薬が見付かった後に感染する後行感染者とに分けて考えます。
先行組と後行組の人口比率が半々になれば、感染者数のピークが最もなだらかになります。そのための学校休校です。
1400~1500万人が自宅待機することによって7:3の比率を5:5にすることができるのです。
子供を守るための休校ではなく、感染症医療体制の崩壊をさせずに結果的に国民全体を守る方針です。
(これを3:7や2:8にするとリバウンド時が大変です)
先行組は特効薬も無く、対処療法のみで、高熱になり、場合によっては死に至ります。
後行組は治療法にメドがついたり、ある程度弱まった状態で感染するのでそこまで悪化しにくいと思われます。
イベントや集会の中止は1918年スペイン風邪大流行時のセントルイス市の対応を見れば、有効なのは明らかです。
ライブ会場に行こうが満員電車に乗ろうが構いませんが、先行組に入るだけなので、自宅待機が理想的です。
◆ポイント2:手元のキャッシュを潤沢に
経営的には非常時です。通常モードの意識でいてはいけません。
福祉用具業界は、飲食店のように新型コロナの影響を受けにくいの で、あまりピンとこない方も多いかもしれませんが非常時です。
SARSやリーマンショック、東日本震災の際に様々な影響が出ました。
過去に学べば自ずと答えは出てきます。
非常時は(攻めではなく)守りの経営。
キャッシュを潤沢に蓄えておく必要があります。
そのために、
・現預金を月商6ヶ月分用意。不足分はすぐに借りる
・なるべく長期で借りる
・借入れ分は毎月返済する(枠はそのまま残す)
・担保・個人保証は現預金の確保に必要な分のみ
経済産業省や中小企業庁から様々な施策が発表されています。
これらの制度を利用しながら嵐が過ぎるのを待たねばなりません。
間違ってもこれらの制度を使って儲けようとしないでください。
現状維持に努めることです。
◆ポイント3:具体的施策
上記借入れに関しては、優先順位として
・信用保証協会の利用はあるか?
・融資枠がどれくらいあって、利用はあるか(残額は)?
・担保をどれくらい提供しているか?
となります。
また、福祉用具会社としては当たり前ですが、社員から感染者を出さないことです。
報道でのバッシングは想像に難くないですし、一斉に他社へ乗り換えられると言ってもいいでしょう。
そうなると致命的です。
スタッフの健康管理や行動管理を徹底していただければと思います。
一方で、BCP(=事業継続計画)を作っている企業も増えてきました。
中小企業庁のHPに分かりやすい解説や見本が載っていますので一度ご覧ください。
ケアマネさんやご利用者に対しても具体的な行動指針を示すことも良いでしょう。
例)
・社員全員の毎朝検温する
・社員全員マスク着用する
・訪問前に必ずアルコール消毒する
このような内容を自社で決め、書面化し、相手に見せることです。
しっかり取り組む自社の姿勢を見せることで、信頼を勝ち得ることができます。
ウィルスという見えない敵との戦いです。
自社のスタンスを目に見える形にして、嵐が去って通常モードに戻ったときに一気に伸ばせるよう、今はしっかりと力を蓄える時です。
以上、今回は「新型コロナ感染症 緊急対策」をテーマにお届けいたしました。
最後までお読みいただきありがとうございます。
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