利用者数規模に応じた最適な組織体制

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◎皆さま、こんにちは! 船井総合研究所です。

いつも「福祉用具&リフォーム業績アップメルマガ」をお読みいただきありがとうございます。

※このメルマガはこれまで、私ども、船井総研のコンサルタントとご縁があった皆様に、メルマガで情報発信を行っております。
皆様のお役に立てば幸いです。

今号は「利用者数規模に応じた最適な組織体制」と題してお伝えいたします。

≪要点をまとめると…≫

【ポイント1】ステージ別組織体制

【ポイント2】組織強化のポイント

【ポイント3】将来ビジョンが組織を決める

≪以下 詳細内容≫

◆ポイント1:ステージ別組織体制

福祉用具貸与事業所の利用者数規模に応じて組織体制は決まります。

凡その目安を書きます。

・利用者数 ~500名
 営業:2~3名(一貫型)
 配送・モニタリング:0名
 事務:1名

・利用者数 ~1,000名
 営業:4~6名(一貫型だが一部ヘルプ)
 住改:0~1人
 配送・モニタリング:0~2名
 事務:1~3名(事務と請求業務が分かれ始める)

・利用者数 ~2,000名
 営業:6~12名(一貫型から分業化へ。メイン担当とサブ担当)
 住改:1~3人
 配送・モニタリング:3~5名
 事務:2~6名(事務内容も分業化)

・利用者数 ~5,000名
 営業:10~30名(営業専任型も登場)
 住改:2~5人(自社施工化)
 配送・モニタリング:5~10名(営業と昇降格)
 事務:5~50名(コールセンター機能が登場)

あなたの事業所はどのステージにいるでしょうか?


◆ポイント2:組織強化のポイント

上記の各利用者数ステージにおいて、強化するポイントは異なります。
一貫しているのは、組織が大きくなるに連れ分業化が進んでいく、ということです。
そして、事務員やサポートスタッフというバックヤードが充実していく、ということです。

残念ながら福祉用具業界は人気業界ではありません。
営業力があって、書類作成能力があって、商品知識があって…そんなマルチな人間はなかなか採用できません。
そんな人がいたら宝物です。大事にして下さい。

少なくとも仕事を獲ってくる営業力の高い人の時間を、書類作成や納品・回収に充てるのはもったいないと思います。
それであれば事務スタッフを増強し、書類作成を請け負い、営業力の高い人はその分、新規獲得をする方が成長します。

現有戦力の中で一番営業力が高い人が、いかに営業に時間を割けるように体制を整えるかが組織強化のポイントです。
根性論でも残業でもなく、効率を考えた組織が必要です。

◆ポイント3:将来ビジョンが組織を決める

将来、利用者数****名の事業所にするためには、人が先か組織が先か。
まさに鶏か卵かの話です。

規模が小さい会社ほど「利用者数が増えれば人を入れよう」「良い人がいれば雇おう」という発想になります。

リスクヘッジの観点からはそれもまた一理あります。
ただ、今までのコンサル人生でを振り返ってみて、その方針で大きくなった会社を見たことがありません。
(たまたま大きくなった、ということはありますがレアケースです)

やはり、次のステージを見据えて体制を整えている事業所・会社が成長しています。
ポイント1で書いた利用者数ステージの体制を整えて行くことが、事業所の成長につながります。ポイント2で書いたように、営業スタッフよりもまずはバックヤードを整えていくことが大事なので、ぜひ、次のステージを見据えたバックヤードを整えて下さい。
それが最も「利用者数規模に応じた最適な組織体制」なのです。

以上、今回は「利用者数規模に応じた最適な組織体制」をテーマにお届けいたしました。

最後までお読みいただきありがとうございます。

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