なんでそんなに若手が採用できる!?新世代の福祉用具ブランディング

「募集をかけても応募にくるのは年配の人ばかり・・・」


全国の福祉用具レンタル会社で人材採用に困っていない会社はないと思います。
できれば20代~30代の若手スタッフを採用したいというのは、多くの経営者が望むことではないでしょうか。
一方で、採用に応募がくるのは50代とか60代、転職を何度も繰り返した人とかで、なかなか思うような人材と巡り合えることは多くないのかもしれません。

そんな福祉用具レンタル業界にあって、次々と若手スタッフを採用し、ノリノリで業績を上げ続けているのが福岡県の介福本舗様です。
どうやってそんなに若手スタッフを次々に採用しているのか?
新世代の福祉用具ブランディングとも言うべき介福本舗様の取り組みに迫りたいと思います。

ポイント1:先進ショールームで自社ブランディング

介福本舗様の先進ショールームのことは以前にこのコラムで取り上げたと思います。
まだ読んでいないという方は「いま話題の最新福祉用具ショールームを完全解剖!」のコラムをぜひご覧ください。

このショールームは業績を上げるという点でも重要な役割を果たしているだけでなく、自社のブランディングという面でもとても重要なファクターとなっています。

・キレイな気持ちいいショールームという空間で、
・広々としたスペースがあり、
・何より外観も内装もとてもオシャレ

そんな会社で働きたいと思うのは、若い世代ならずとも当然のことでしょう。

「採用はマーケティング」という言葉があるように、【応募者】というお客様を集めようと思ったら店舗の立地やお店の設えが大きく影響するのは言われてみれば当然です。

余談ですが、船井総研も東京駅(丸の内北口)から徒歩1分という立地に東京オフィスを構えているのも、リクルーティングのためというのが大きな目的の一つです。
・東京駅という抜群の立地で、
・地下を歩けば雨の日にも濡れずに行ける
・皇居や東京の街並みを見下ろす地上21階のオフィスで
・イケてるビジネスマンの空気を味わえる

いまの東京オフィスに拠点を移したのはかれこれ十数年になりますが、やはり人材採用は一気に進んだといわれます。

福祉用具レンタル業では、ふつうに考えれば、頻繁に来店客があるわけでもなし、ごくふつうの事務所でもいいという考えもあるでしょう。
その一方で、業績を伸ばすキーポイントを「人」と捉えれば、その採用拠点となる店舗に投資するのもありだと思います。
介福本舗様の先進ショールームも、単に商売のためだけでなく、若くて優秀なスタッフを採用するベースともなっているのです。

ポイント2:おしゃれなユニフォームもインパクト抜群

実際に介福本舗様のスタッフの方々を目にすると、一目で気づくことがあります。
それはズバリ「めちゃくちゃおしゃれ!」のひとことに尽きます。

およそ福祉用具レンタルの会社らしからぬユニフォーム
ネイビーの上下セットアップのジャケットにパンツと真っ白なTシャツを合わせ、さらに足元は白スニーカーがピッタリとはまっています。
一見するとどこかのベンチャーの会社の雰囲気さえ漂っています。

みなさんの会社のユニフォームはどんなものを着ておられますか?
多いのは「ザ・介護」な感じのチノパンにパステルピンクのポロシャツ?
あるいはユニフォームは特になく、みんなそれぞれ自前でバラバラの格好で仕事をしている?

まだまだ若い世代であればあるほど「イケてる自分」で働きたいと思うものです。
イケてるかどうかは仕事の中身もさることながら、まずカタチとして「イケてる自分」なのかどうかは仕事選びでとても重要です。

どうせ働くならカッコよく仕事したい!
そんな気持ちを絶妙にくすぐる介福本舗様のブランディングをぜひご覧いただきたいと思います。

ポイント3:極めつけはSNSを駆使したデジタルブランディング

さらにもう一つのポイントはSNSを駆使していることにあります。
これからの人材採用においてSNSの活用が欠かせないということは、このコラムでも「未曾有の採用難に備えて今から仕込んでおくこと」としてお伝えいたしました。

介福本舗様では自社Webサイトはもちろんのこと、

Facebook→https://www.facebook.com/kaifukuhonpo

Instagram→https://www.instagram.com/kaifukuhonpo/

Tiktok→https://www.tiktok.com/@kaifukuhonpo

各種のSNSを駆使したデジタルブランディングを展開しています。

いわゆる「ググる」という言葉が死語とも言われるほど、いまの若い世代はブラウザ検索ではなくまずSNSで調べる世代と言われます。
慣れ親しんだ端末がPCではなく、物心ついたときからスマホを使っている世代にとってSNSは生活の一部になっています。

そんな若い世代と「ノリが合う」会社であること。
ふつうにSNSを使いこなしている会社であること。
そんな会社のあり方が若手スタッフを次々と引き寄せているとも言えるでしょう。

今回のコラムでは若手スタッフの採用、そのためのブランディングという観点から介福本舗様を取り上げました。


実際にどんな取り組みをしているのか、どんなショールームで引き寄せているのか、ぜひその眼で確かめていただきたいと思います。

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■ 執筆者紹介
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株式会社 船井総合研究所
リフォーム支援部
チーフ経営コンサルタント
入江 貴司

【プロフィール】
シニア向けビジネスの立ち上げを専門に手がけるなかで、福祉用具レンタルと
シニアリフォームを掛け合わせた「セット提案モデル」を開発し業界に対する
専門コンサルティングを進める。
商圏内一番事業所に向けた戦略づくり、マーケティング・営業支援、組織体制
づくりなど業界企業のビジネスモデル化を強力に推進する。

⇒ 入江 貴司 への経営相談は、コチラまで
E-Mail:takashi_irie@funaisoken.co.jp

この記事を書いたコンサルタント
入江 貴司
入江 貴司
入江 貴司

1976年大阪府生まれ。
大阪大学経済学部卒業後、大手工作機械メーカーに入社。
シニア向けビジネスの立ち上げを専門に手がけるなかで、福祉用具レンタルとシニアリフォームを掛け合わせた「セット提案モデル」を開発し業界に対する専門コンサルティングを進める。商圏内一番事業所に向けた戦略づくり、マーケティング・営業支援、組織体制づくりなど業界企業のビジネスモデル化を強力に推進する。

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