福祉用具レンタル業 どうする?人材不足&採用難

「若手の採用ってどうされてますか?」

全国の福祉用具レンタル会社が集まる情報交換会でよく交わされる質問です。
いまや人に困っていない会社はないと断言できるほど、どの会社も人材採用は悩みの種となっています。
そして、、、この人材難はこの先ますます深刻なものとなっていくでしょう。

つい先日も、ある会社様と話していて、切実にこんなことをおっしゃっていました。

「最近、ホントに採用に苦戦しています。なんでですかね。。。」

同じように感じていらっしゃる方はとても多いのではないでしょうか。
もともと人材不足であり、採用難な業界というのは今に始まったことではありません。
ただ、それがここ最近はますます顕著になってきています。
強いて言うなれば、コロナの感染拡大の波が起こったり収まったりしている間に人材の採用環境はさらに厳しくなったように感じます。

おそらくですが、いろんな業界でコロナの出口が見え始めてきて、経済活動が元に戻りつつあるなかで、採用ニーズが再燃し「売り手市場」傾向が強まっていることが背景にあると思います。
そしてこの傾向は強まりこそすれ、改善していくことはあまり考えづらいと捉えた方がよさそうです。
なぜなら、これから日本は未曾有の人口減少時代に突入していくからです。
採用しようにも、そもそも人がいなくなる。
そんな時代がやってこようとしています。

そんな環境の中でも、福祉用具&リフォーム経営研究会の会員企業様の多くは、積極的に人材採用を行い、企業規模をどんどん成長させていっています。


会員企業様の事例を少しだけご紹介すると、、、

・利用者数規模の成長に合わせて年間20名の採用計画
・同業他社からの転職組を狙った1本釣り採用法
・「採りたい人」を集める自社ブランディングの手法
・SNSを駆使して若手人材を集めるデジタル採用手法
・地元へのUターン採用で若手を集める地方企業事例

福祉用具&リフォーム経営研究会 2023年3月例会は「福祉用具レンタル業 人材が集まる会社づくり」をテーマに進めてまいります。
特に人材採用・育成に成功している企業の経営者のみなさまによるパネルディスカッションを行い、人材採用・育成の成功事例、採用に関する最新トレンド、ここぞという時の裏ワザなど、大いに語っていただく予定です。

これからの福祉用具レンタル業の最重要経営課題の一つは人材確保です。
みなさまと東京会場でお会いできますことを楽しみにしています。

この記事を書いたコンサルタント
入江 貴司
入江 貴司
入江 貴司

1976年大阪府生まれ。
大阪大学経済学部卒業後、大手工作機械メーカーに入社。
シニア向けビジネスの立ち上げを専門に手がけるなかで、福祉用具レンタルとシニアリフォームを掛け合わせた「セット提案モデル」を開発し業界に対する専門コンサルティングを進める。商圏内一番事業所に向けた戦略づくり、マーケティング・営業支援、組織体制づくりなど業界企業のビジネスモデル化を強力に推進する。

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