コロナ渦における ケアマネジャー向けのイベント開催について

船井総合研究所の森と申します。

いつもお読みいただきありがとうございます。

新型コロナウイルスの感染が広がり2年が経ちましたが、
ご状況はいかがでしょうか?

福祉用具の業界では直接的な大きな影響は見られておりませんが、
居宅訪問がやりずらい、担当者会議が開催されないといった
間接的な影響を受けている地域も多いかと思います。

そのような状況下で、2年間積極的に動けておらず、
そろそろケアマネジャー向けのイベントを開催したいが、
なかなかタイミングが掴めないという会社様も多いのではないのでしょうか?

そこで今回は、コロナ禍でのイベント開催についての考え方について記載させていただきます。

イベント開催の目的

はじめに、貸与事業所がケアマネジャー向けにイベントを開催する目的を確認します。

目的は以下の2つになります。

 i)あまりお付き合いのないケアマネジャーとイベントを通して関係値を築く

 ⅱ)自社のコンセプトや強みを訴求する

ⅱ)について住宅改修×福祉用具のセットモデルを例に挙げますと、

体験型勉強会の参加を通して「住宅改修×福祉用具」のセットで
住環境整備を行うことの重要性を参加ケアマネジャーに伝えます。

参加ケアマネのなかに「住宅改修×福祉用具」の考え方が根付き、
依頼を頂けるようになります。

ここで注意していただきたいのが、イベントの準備を進めていくうちにイベントの開催が目的になり、本来の目的を見失っているケースが多くあります。

準備の会議時に都度マインドセットを行って頂くことが非常に重要になります。

コロナ渦でのイベント企画の重要性

「また、いつ感染が拡大するかわからない、、、。
イベントはコロナが完全に収束してからで良いのではないか?」

そのようにお考えの会社様が非常に多いかと思います。

しかし、「他社が思うように動けていない今、イベントを開催できると効果的」
このような考え方もできるかと思います。

少なくとも開催の準備は始めていただく必要があると思います。

イベントの開催には、ケアマネジャーを集客する期間も想定すると少なくとも4ヵ月前から準備を始める必要があります。

完全に収束してから準備を始めると遅れをとってしまい、それだけ機会損失が生まれてしまいます。

コロナ渦での開催事例


このような状況下でも積極的にイベントを開催している会社様も多数ございます。

その中で今回は長崎県で30万人商圏でやられている会社様の体験型勉強会の開催事例を紹介させていただきます。

体験型勉強会について解説させていただきますと、

実際の住環境を再現したブースの体験や、事例検討を通して

参加いただくケアマネジャーに「住宅改修×福祉用具」のコンセプトを

しっかり理解していただくための勉強会となっております。

開催状況の数字を少し紹介しますと、

2021年11月 107名集客 相談発生率37.3%
2022年4月 60名集客 現在追客中

という結果でした。

2回目の4月開催については緊急事態宣言明けということもあり集客期間が十分確保できませんでしたが、参加された皆さんには非常にご好評でした。

具体的な参加されていたケアマネジャーの反応としては、

コロナ渦になり、集合型の研修を受けられていなかったので、
久々に他の事業所のケアマネさんとも交流できて楽しかったと好反応の方が多数いらっしゃいました。

勉強会終了後にも会場に残って用具を体験したり、
大盛況という結果でした。

「コロナ渦でも、しっかり感染症対策を行なって開催すると問題ない、
少なくとも準備は進めておく必要はある」

この認識でぜひイベントの企画や開催を進めて頂ければと思います。

2022年6月29日(水) 福祉用具&リフォーム経営研究会説明会

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